社長からセクハラを受けて、仕事を辞めた話。

こんにちは、月風みゆです◎

今回は、私が実際に職場で受けたセクハラ被害について、セクハラ被害に受けるとこんな風に考えてしまうのだ、という被害者の視点も含めて書いていきます。

決して気分の良い話ではありません。読みたくない方は、戻るボタンを押してください。

これは言うべきでないのでは?と悩みましたが・・・

もし不幸にも私と同じように悩んでいる方がいるのなら、ぜひ伝えたいことがあったので、書く決心をしました。

※誹謗中傷は一切受け付けません。

なぜなら、どんなセクハラ被害者も、被害者に非がある訳ではなく、間違いなくセクハラをした加害者が一方的に悪いからです。

セクハラとは?

まず、セクハラ(セクシュアル・ハラスメント)についてです。

みなさまご存知だとは思いますが、

セクハラとは、セクシュアル=性的な、ハラスメント=嫌がらせです。

「性的な」というのが難しいところで、どこまでが性的になるのか?というのは、相手の感じ方に左右されます。

例えば、「恋人いるの?」という発言も、「え、恋人がいないとダメなの?もし恋人がいなかったら、私はダメな人なの?」などと相手が思い、不快に感じれば、セクハラになります。

「がんばれよ!」と肩を叩いたとしても、触られた側が不快に感じればセクハラです。

これは私の考えですが、

職場において、プライベートに関する質問や、身体に触ることは基本的に必要ないと思います。ビジネス上触ってもいいのは、指先からヒジまでと言われています。

特に、下ネタなんて仕事中には全く必要ありません。職場は、仕事をして成果を上げる場所です。

そういった話題や接触をすることでしか、他人とコミュニケーションが取れないのだとしたら、もう黙っててください、黙って席でじっとして仕事してください、と私は思います。




私はセクハラ耐性が高かった

私は人見知りを直そう!と、一人でバーに行って、行きつけのバーがあるアラサーです。

バーでは、酔ったおじさん達から、たまに下ネタオンパレードな発言もあったりしますが…相手は酔っ払いですし、立場も対等で適当にあしらうことも出来るので、特に気にしていませんでした。

そんな経験があるので、普段の生活で下ネタやセクハラ発言をされても、私は適当に流すことが出来ました。

社長から毎朝、彼氏できた?月風はかわいいなぁ、一回寝てみたいなぁ、などと言われる程度、肩を叩かれたり、ちょっとお尻を触られる程度では、セクハラだとは認識していませんでした。

だんだんセクハラがエスカレートしてきた

セクハラ発言、ちょっとお尻を触られる…を特に気にせず流していたら、社長からのセクハラはどんどんエスカレートしてきました。

私の会社では、毎朝社長室へ挨拶に行くことになっていたのですが、

挨拶に行く度にハグされ、お尻を触るだけでなく、服の中まで手を入れられたり、キスされたりするようになりました。

ここまできて、やっと私は「これおかしくない?セクハラ?」と思うようになりました。

でも、おかしいと思っても、自分がセクハラを受けていることを、なかなか認められませんでした。

私がうまく社長をあしらえないから悪いの?もし止めてと言ったら、どんな対応されるの?仕事なくなるの?

など、、色々なことを考えてしまい、「これは誰にも言うべきでない。このくらいなら耐えられる」と納得させていました。

そして、数ヶ月間、ひどいセクハラを受け続けていました。

男性に話して、被害のひどさを実感した

耐えられると思っていましたが、だんだん調子が悪くなってきて、女友達に「セクハラ受けてるんだけど…」と軽く話しました。

「え!それはひどい!でも、あるよね…上手くかわすの難しいよね…。何より、そいつに何やってもいい奴だと軽く見られてるのがムカツクよね…」と共感してくれました。

ここで、女性がセクハラを受けるのは、よくある事なんだと思いました。やっぱり、みんな多少は我慢してるんだ、って。

「あんまりひどいなら、早く辞めた方がいいよ!」とも言われましたが、数ヶ月間セクハラを受け続け、感覚が麻痺していて、今がひどいかどうかも判断できなくなっていました。

行きつけのバーで、酔った勢いもあり、今セクハラを受けていること、その内容を笑いながら話しました。

常連で仲良くしているおじさん達は、誰も笑いませんでした。空気が凍りつき、真剣に心配されました。

ここでやっと、これはセクハラ被害で、ひどいことなんだ。逃げるべきことなんだ。なんなら訴えてもいいんだ、と認めることが出来ました。


セクハラ被害を認めてから、すぐ辞めることにした

私は自分がセクハラを受けていると認めてから、すぐ辞めることにしました。

証拠を集めて訴えてもいいかなと思いましたが…仕事に対して他にも不満点もあったし、一刻も早く逃げないと、本当にヤバイと感じたからです。

本当の理由は同僚にしか言わず、そっと仕事を辞めました。今だから思いますが、多分もう、精神的にボロボロになっていて、とてもじゃないですが、仕事が出来るような状態ではなかったんだろうと思います。

セクハラ被害に遭ってわかったこと

私は今まで、セクハラは綺麗なお姉さんが受けるもので、私のような一般ピーポーが受ける訳ないと思っていました。

でも、実際にセクハラ被害に遭って思いました。セクハラは、本当に誰にでも起こります。自分なら大丈夫、ということはないようです。悲しいことに。

そして、「自分は今セクハラ被害に遭っている」と認めることは、とても悔しいことでした。

セクハラは、「こいつなら何をしても大丈夫」だと見下し、「自分よりも弱い立場だから何をしてもいい」という理由で、相手の自尊心を踏みにじる行為だと、私は思います。

もし相手が大金持ちの権力者だとしたら、セクハラをしますか?社長のお子さんにセクハラをしますか?

セクハラをして、相手の気分を損ねたら牢屋に簡単に入れらるかもしれない。そう思ったら、絶対にセクハラなんてしませんよね。

そんな風に見下され、何をしてもいいような、弱い立場だと思われていることを認めるのは、とても辛かったです。

セクハラを受けている人に伝えたいこと

不幸にも、今セクハラを受けている人(女性に限りますが)に伝えたいことは、

セクハラを受けているのは、あなたが悪いからではありません。うまくかわせないから悪いとか、自分に落ち度があるとか、そんなことはありません。絶対に、加害者の相手が悪いです!

もしセクハラ被害について相談する時は、女性だけでなく、信頼できる男性(できれば数人)にも話してください!信頼できる男性がいないなら、公的機関に相談してください!

残念なことに、女性は少なからず職場でセクハラに遭っていることが多いです。悲しいですが、それが現実です。

そのため、セクハラ被害を相談しても、「私もこんなことがあったよ・・・」と被害者同士で悲しい気分になるか、

「そんな時は〇〇しないと!」とアドバイスをされ、抵抗出来ない自分に辛くなったりすることもあると思います。(幸い、私はそういった経験はしていませんが・・・)

信頼できる男性に話すと、割と冷静に話を聞いてくれます。男性の行動から、今自分がどんなに辛い立場にいるかもわかったりします。

私はバーの常連さんに話して、空気が凍って、初めて「自分はセクハラを受けている」と認めることが出来ました。セクハラ被害を受けていることを認めるのは、とてもつらいことなんです。

私のように次の仕事を決めずに辞めるよりは、まずは転職を考えるのが得策だと思います。

でも、セクハラを受けていたなら、退職を伝えるのはとても辛いと思います・・・

そんな時には、退職代行サービスを利用するのも良いですよ◎

女性のための退職代行サービス わたしNEXT

また、転職エージェントに相談して、転職先を決めるのも良い方法ですよ。

転職エーエージェントってなに?

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