医療事務の仕事①~医療事務はどんな仕事をしてるの?~ に続いて、医療事務の仕事内容を書いていきます!
今回は、医療事務の仕事をする上で気になる、「業務」と「資格」についてです。
医療事務になるには、何か資格がいるの?
資格があったらどんな仕事をするの?
といったことについて書いていきますね◎
医療事務は、資格がなくてもなれる!
結論から書くと・・・実は、医療事務の仕事で、資格が必要な業務はあまり多くはありません。
言い換えれば、資格がなくても、医療事務になれる!ということです(もちろん、資格がないとできない業務もありますよ)。
私も医療とは全く関係ない大学を卒業して、医療事務として仕事をしていました。資格の勉強も仕事を始めてからでした。残念ながら落ちてしまいましたが・・・泣
資格がなくても医療事務になれる、と言っても、持っていると一目置かれる資格や、病院によっては、その資格がないと応募資格がない場合もあります。
医療事務の資格で、有名なものを4つ紹介しますね♪
①医療事務認定実務者(R)
この資格は、全国医療福祉教育協会が実施するものです。
医療事務の業務の流れや、接遇・マナーなどの学科問題、実技問題としてレセプト作成があります。
合格率は60~80%で、難易度としては易しめの試験です◎
ユーキャンの医療事務講座などで、自宅で勉強して取得が目指せる、初心者向けの資格です。
ただ、初心者向けということもあり、「この資格があると医療事務として有利!!」とは言いにくいです。。
まったくの未経験から医療事務になろう!と思った時に、オススメの資格です。
②診療報酬請求事務能力認定検定
この資格は、公益財団法人 日本医療保険事務協会が実施するもので、診療報酬請求(レセプト請求)の能力についての資格です。
合格率は30%程度で、割と難しめの試験です。
この資格があると、「レセプトのことが分かる人なんだ」という印象を受けますし、難易度も高いため、「勤勉で優秀な人」感があります。
私も受験しましたが、残念ながら落ちてしまった資格でもあります。。
この試験では、選択式の問題と、手書きのレセプト作成をします。また、診療報酬点数表や参考書の持ち込みがOKな試験です。
持ち込みOKとはいえ、手書きレセプトにかなりの時間がかかるため、、持ち込んだ資料を見たら楽勝♪という試験ではないです。。
ちなみに、私は勉強にこのテキストを使いました。一冊にまとまっているし、わかりやすくて良いですよ◎
2019年版 医療事務[診療報酬請求事務能力認定試験(医科)]合格テキスト&問題集
③医師事務作業補助技能認定試験(ドクターズクラーク®)
この資格は、一般財団法人 日本医療教育財団が認定するもので、医師事務作業補助業務の知識や技能についての資格です。
上の2つの試験とは違い、受験資格として、教育機関での履修や、病院での勤務経験などが必要となります。
合格率は非公開なのでわかりませんが、学科試験・実技試験ともに70%以上の得点率が必要です。
この資格がなくても、医師事務作業補助者(クラーク)として仕事をすることは出来ますが、、
病院に就職したからといって、必ずクラークになれるとは限りません。この資格がないと、まずはレセプト点検係になる、なんて場合もあります。
絶対にクラークとして働きたい!!と思う場合は、取得しておく方がいい資格かもしれませんよ◎
④診療情報管理士
この資格は、一般社団法人日本病院学会が認定する資格で、診療情報(カルテの情報)の保存、データベースを作って分析をしたり、診療情報のデータ化、情報提供をするスペシャリストであると認定するものです。
診療情報管理士は、指定の学校でカリキュラムを勉強するか、通信教育で勉強するか、どちらかの方法で受験資格を得ることができます。
合格率は66%(平成29年度)です。
この資格があると、診療情報のスペシャリストとして病院に勤務できるだけでなく、
診療情報管理士が勤務していることで、患者さんが入院した時には、「診療録管理体制加算」という加算を算定することができます。つまり、病院にとっても、とても重要な資格になります。
※診療情報管理士がいなくても、条件を満たせば「診療録管理体制加算」を算定できます。
また、病院によっては、診療情報管理士の資格がないと、求人への応募資格がない場合もあるような資格です。
医療事務と資格の関係
ここまで4つの資格を書いてきましたが、医療機器に関する資格など、他にも医療事務の資格はたくさんあります。
医療事務の仕事①~医療事務はどんな仕事をしてるの?~ でも書いたように、医療事務は様々な場所で業務をしています。
受付での患者対応、医療的な書類作成、レセプト請求、カルテの管理、診療情報のデータ分析などなど・・・
ざっくり言ってしまえば、医療行為以外の事務業務を行っているのが医療事務なんです◎
また随時、医療事務の仕事についても記事を書いていきますね!
医療事務のやりがいについては、こちらから 医療事務のやりがいとは??