転職活動でゆずれないところ。いわゆる「転職の軸」。
いろいろな部分でゆずれないものはあるかと思いますが、、
実は、面接で「あなたの転職の軸はなんですか?」という質問を受けることは、結構多くあります。
この転職の軸、どう伝えれば好印象になるんでしょうか?
転職活動の経験がある私が実践した方法を、書いていきます!
転職の軸を面接で聞かれる理由。
転職の軸とは、「転職活動でゆずれないところ」です。
「何を軸として転職をしていますか?」といった質問は、面接でもよく聞かれます。
なぜ転職の軸について質問されるのか。
それは、転職の軸を聞くことで、その人の、その人の志望動機や、仕事に対する姿勢を知ることが出来るからです。
そんな転職の軸を伝える上で大事なのは、「ホンネ」と「タテマエ」を上手く使うことです。
ホンネとタテマエ?と思いますよね。私も思いました。。
どういうことか、書いていきますね。
転職する=今の仕事に満足していない
正直なところ、「転職する=今の会社では満足していない」ということは、面接官もわかっています。
満足していないから、転職をする。それは当たり前のことです。
なので、新卒採用時の面接のように、「御社の〇〇に魅力を感じたんです…!!」などと面接先の会社のことばかりを話しても、「きれいごとだけを言って、嘘をついているのかな?」と思われる場合もあります。
今の会社に対して、満足していない理由が何なのか。
満足していない理由が、転職したい会社で叶えられるのか。ただの身勝手なワガママだけではないか。
そんな理由聞くことで、どんな人で、どんな考えを持っているのかがわかります。
だからこそ、面接でも「転職の軸は何ですか?」という質問をされることがあるんです。
では、転職の軸の「ホンネ」と「タテマエ」をどうやって探すのか?
今から私の例でみてみましょう!
まずは「ホンネ」を書きだす
転職の軸の「ホンネ」とは、自分がゆずれない条件のことを指します。
例えば、私のホンネを書いてみると、
- 週休2日がいい。
- たまには旅行に行きたいので、有給も取りたい。
- 残業をするのはいいけど、少ない方がいい。
- 指示を聞くだけでなく、ある程度自分で動ける(裁量がある)方がいい。
- その職場でしか通用しない知識ではなく、どこでも通用するようなスキルを得たい。
- 職場内の仲が良く、楽しく仕事したい。
- オシャレもしたいので、制服があるか、私服勤務だとうれしい。
などがあります。ホンネは、わがままです。笑
でもそれで良いんです、だってホンネだから。好きなことを書きましょう。
まずは思いつく限り、こんな仕事だったらいいなぁ~というのを考えていきます。
私のホンネの軸から考えられる軸は、
- ワークライフバランスが整った場所が良い。
- 指示を待つだけでなく、積極的に自分で考えて働きたい。
- スキルを身に付けたい。
- 風通しの良い職場がいい。
- オシャレもできるとうれしい。
ということになります。
ホンネの軸をタテマエの軸に変換する
次に、ホンネの軸からタテマエの軸に変換していきます。
ここで大事なのは、ホンネ軸もにおわせながら、美しいタテマエ軸を作ることです。
私の場合、5つのホンネ軸がありました。そのそれぞれに美しいタテマエ軸を作り、会社や面接の雰囲気に合わせて、どれを言うかを選びます。
例えば、上で書いた「ワークライフバランスが整った場所が良い」を転職の軸とした時。
なぜそういう場所が良いのか、という理由もセットにして伝える必要があります。
「ワークライフバランスは大事だし、有休も取れる方がいいから!」と言ってしまうと、「仕事へのやる気があるのかな?」と思われても仕方ないですよね。。
つまり、なぜワークライフバランスが整っていて欲しいのか、なぜメリハリをつけて働きたいのか、という理由を伝える必要があります。
私の場合、前職では1週間以上の連勤があったり、担当業務を代わってくれる人がいなかったりと、休みがカナリ取りづらい職場でした。
そのため、ついには心身を壊してしまった…という本当の理由があります。
ですが、これをそのまま言ってしまうと、「身体の弱い人」だと思われてしまいます。
そのため、本当の理由(ホンネの軸)も伝えながら、転職の軸によって「よくなること」がある、と伝える必要があります。
これが、「タテマエの軸」です。
転職の軸で「よくなること」を伝える
では、私の例でタテマエの軸での、転職の軸の伝え方を考えてみましょう。
まず現状の不満点(休みが取れない)→その結果何が起きているのか(悪い結果)を先に伝えます。
「現職では1週間以上の連勤があったり、担当業務を私一人で行っていたりと、なかなか休みが取りづらい状況です。責任をもって仕事は行っていますが、やはり疲れがたまってきてしまい、ミスが増えることもあります」
こんな風に、まずは、今起きている困っていることを伝えます。その中に、「責任をもって仕事はしている」というアピールポイントも少し入れます。
次に、だから「転職の軸」はこれで、この軸があるとどんな良いことがあるのかを伝えます。
「そのため、私は転職の軸として、ワークライフバランスが整っていることを重視しています。仕事で最大のパフォーマンスを出すためには、しっかりと休憩することのみならず、勉強し自己研鑽をする時間も必要となります。そういった時間を取ることで、スキルアップもでき、より仕事へ還元することができます」
こう伝えると、「メリハリをつけて働き、休みの日には勉強をしたいと考えている人なんだな」と面接官は思いますよね。
転職の軸は、ホンネ軸とタテマエ軸のセット!
転職の軸の伝え方の一例を書きました。
これをまとめると、
- 面接官も、転職する=今の会社に不満があることはわかっている
- 自分のホンネを書き出し、まとめて、ホンネ軸を作る
- ホンネ軸から、美しいタテマエ軸を作る
- タテマエ軸は、現状の不満→困っていること→「転職の軸」で「いいこと」があるという順番で伝える
ということになります。
ホンネの部分もきちんと伝えることで、何に困って転職を考えたのか、どうやって仕事をしてきたのか、という人間性も見えてきます。
こういった人間性を見せることも、転職活動では大事になりますよ♪
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