パワハラに遭って「窓際族」になった経験談。

私はとある職場で、「窓際族」扱いになったことがあります。

「窓際族」は「仕事をあえてしないオジサン」に対して使う言葉で、自分には関係ないと思っていたのですが…(失礼ながら)

なんとまぁ。パワハラから、私は窓際族になったことがあるんです。苦笑

そんな経験について、書いていきますね。

発端は、センパイの教育放棄というパワハラ

私はとある市役所に正職員として入職したのですが…

その市役所、実はめちゃくちゃパワハラが多い市役所だったんです。。

入職後に分かったんですが…アラサーの離職率が半端じゃない。

月風みゆ流、ブラック企業の見抜き方 や、ブラック企業とホワイト企業、勤めている人の傾向 でも書いていますが、本来中堅クラスになるはずのアラサーがものすごく少ない。

典型的な”ブラック企業”の雰囲気が漂っていました。

20~30代で残っているのは、色々と諦めてテキトーに仕事する人か、全然仕事のできない人。40代以上は、仕事はしても無責任な人ばかり。

本当に仕事のできる素敵な上司もいましたが…大半の上司が、年齢的に”上にあげないと仕方ない”という方々ばかり。お役所は年功序列なので。

多くの上司は、リーダーとして現場をまとめる、なんて全く出来ておらず…

指揮系統は誰が取っているの?最終的に誰が”責任”を取るの?ということすら、不明確な状態でした。

そんな環境だったからか。私の教育係であるセンパイは、自己保身か、単に新人教育が面倒or嫌だったのか…

私が何を聞いても、適当にはぐらかされ、全く教えてくれませんでした。

完全に、教育放棄。

いやいや。一応「新人」に対してそれはないでしょう。と、上司に相談したのが、窓際族への始まりでした。

滅茶苦茶な職場。そこに異論を唱え、窓際族に。

上司の指揮系統はあやふや。センパイも教えてくれない。

これは、センパイだけがヤバイ人というより、職場自体が滅茶苦茶だな、と感じました。

明らかにブラック企業感あるし、組織として機能がおかしい、と。

責任の所在がどこにあるのか。最終決定は誰がするのか。

それがハッキリしていない職場は、誰もが自己保身に走ってしまい…お客様へのサービスが全く出来ていない状態であるのと変わらない。

なので、最悪退職となっても仕方ないか…と思いながら、一応上司に相談してみました。

「センパイが教育放棄しているようで、私はほとんど何も教えてもらえていない。なので、仕事に支障をきたしている」と。

普通の上司なら、そこでセンパイへ注意や忠告をすると思うのですが…その上司はなんと、「私とセンパイ、上司の3人で話し合いをしよう」と提案してきました。

それって。私がただ責められるだけの、ただの公開処刑じゃない?と察しましたが…上司の提案を退ける訳にもいかず。私はその”謎の三者面談”に臨みました。



結果は予想通り、「あなたが悪い」と私が責められるだけに終わりました。

三者面談後、センパイ宛ての電話の取次ぎでお声かけしても、センパイはしかめっ面。私が声をかけた時点で、しかめっ面。常にテキトーな対応。

つまり、私は仕事の質問すら出来ない状態になってしまいました。

孤立し、誰にも何も聞けず、ミスが増える日々

センパイに聞いても、答えは返ってこない。

相談した上司はセンパイと仲が良いらしく、私に対する対応はどんどん酷いものになっていき…私は職場で孤立してしまいました。

噛みついてはいけない人に嚙みついた馬鹿だと言われれば、そうなんですが。

私がいた職場は、多くの人とコミュニケーションを取りながら、答えを出していかなければいけない職場。そこで頼りになるはずのセンパイも上司も、取り合ってくれない。

そうなると必然的に、良くはないと分かっていても、自分で判断するしかなくなってくる。

そして、私の判断が合っていても、間違っていても、上司とセンパイは私を徹底的に責めるようになる。

「何で聞かなかったの?」「今回は合っていたから良いけど、間違っていたらどうするつもりだったの?」というように、私が正しくても間違っていても、一挙一動に対して責められ、叱責されるようになりました。

職場で孤立し、コミュニケーションが上手く取れなくなると、必ず敵ができます。

そしてその敵は、どんな理由であっても、自分を追い込むように仕向けてきます。

その理屈は分かってはいたのですが…

相談してもしかめっ面。わざと間違いに近い回答をしてくるとも理解していたので、、私はどんどん聞けなくなり、追い詰められていきました。

ここまで追い詰められると、人間は正常な判断が出来なくなるため…ミスが増えていく一方でした。

私はついに、「仕事の出来ない人」と烙印を押され、窓際族に追いやられてしまいました。




窓際族は、やってるフリが大変

恐らくいつか、こうなるだろうとは思っていたので…私は窓際族扱いになっても、太々しく関係のある仕事をこなしていました。

ですが、そんな仕事も長くは続かない。

だんだんと”やってるフリ”に限界がきました。だって、仕事がないんだもの。暇なんですよ。笑

公務員だったので、吸えるだけ美味しい蜜を吸おうと思っていましたが。

限界はやはり来るもので。徐々に上司たちから、様々な苦言や叱責を受けるようになりました。私のミスではない事も、私のせいにされたり。

直接的に「辞めろ」とは言わないけれど、「早く辞めろ」というような言葉ばかり浴びせられ。

私は開き直っていたので、最初はテキトーに流していましたが…それにも限界が来ました。

窓際族に追いやるのは、辞めさせるため

窓際族は何もしなくていいから楽だ、と思っていましたが、

仕事をしている以上、少しでも「人の役に立っている」という実感がないと、人間は徐々に感覚がおかしくなってきます。

私も徐々に、罪悪感や自責の念に駆られるようになりました。

仕事が出来ないようにしたのは、センパイと上司なのですが。それでも、だんだんと「自分が悪いのでは?」という気持ちに苛まれるようになりました。

また、「どうせやる事ないし。だるいから休もう」と、仮病で休むことが増えました。

だって、家で寝てる方が有益じゃないですか。笑

だんだんと、そんな思考回路になっていきました。完全に無責任モードに突入。

「こうやって窓際族は追い詰められ、自主退職へと仕向けられるんだな」とすごく感じました。




私に全く非がないとは言わないけど、パワハラは酷かった

勿論、私に全く非がないとは思っていません。未だに「あの時こうしてたら…」なんて、考えることは多いです。

とはいえ、退職直前頃のパワハラは酷かったし、窓際族扱いへ追いやるというのは、いかがなものかな、と思います。

なんとか1年ほど働きましたが…だんだん馬鹿らしくなって。私の方から見切りをつけて、その市役所は辞めました。

周りからは勿体ないと言われましたが…内部があんな感じなら、今後の発展も望めないし、今後何かしら、ニュースになるような不祥事が起きるだろうと思い。

上司やセンパイは「厄介払いできた!」と喜んでいるんでしょうが。私が呆れただけです。

(どの市役所とは言いませんが、実際に不祥事はありました。ニュースにもなっていました)

公務員は、全員が全員ではないにしても…学生から公務員になる方が多いので、学生の感覚がどこか残っているのかな?と感じました。

朝に挨拶しても全員無視とか、中高生のイジメかよ。いい大人が情けないと思わないのかい?そんなしょーもない事するなら、ちゃんと仕事しろよ。と常々私は思っていましたが。苦笑

窓際族扱いを受けて思ったのは、「窓際族扱いは、辞めさせたい人にしかしないんだ」ということでした。

そして、そんな職場は、サクッと辞めるに限ります。だって、時間の無駄だから。。

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