公費負担医療制度について~①公費負担医療制度ってなに?~

これからまた、新たなシリーズを始めようと思います!

その名も、「公費負担医療制度について」シリーズです。

知っている人は知っているし、生涯にわたって関わることがない場合もある、そんな制度ではありますが…

知らないと、いざという時に困る、とても大事な制度なんです。

※診療明細書の見方や、医療費の算定方法については、診療明細書の見方シリーズで、今後もいろいろと書いていきますので、ご安心を!

公費負担医療制度とは??

さて、シリーズ第一回目。公費負担医療制度ってなに?から始めましょう!

相変わらずの、医療制度の聞き慣れない言葉がたくさん出てきますが…なるべく簡単に書いていきますね♪

公費負担医療制度は、公費で医療費を負担してくれる制度です。

この制度を使うと、医療費の一部または全額を、公費で支払うことになります。

公費とは、ザックリ言うと税金のことです。

もう少し詳しく言うと、国から出るお金と、都道府県単位で出すお金がありますが…どちらにしても、公費の多くは税金から成り立っています。

つまり、公費負担医療制度を使うと、公費で医療費を負担するので、本人の支払う医療費が減ります。場合によっては、本人負担がない場合もあります。

…もう頭がハテナだらけになりそうですよね。

医療費?公費?税金?いろいろと気になる言葉は出てくると思いますが、、

まずは、公費負担医療制度を使える人について書いていきます!



公費負担医療制度を使える人

この公費負担医療制度、あまり聞き覚えがない方も多いと思います。私も医療事務になるまでは、全然知りませんでした。

なぜなら、公費負担医療制度を使える人は、

公費負担医療制度の規定する基準を満たす、特定の疾病や状態の人だからです。

特定の疾病の代表例は、結核です。日本はかつて、結核での死亡率がとても高い国でした。他には、何万人に1人の確立で発症するような難病を患う人も対象です。

身体障害や精神疾患、未熟児や原子爆弾被爆者なども対象になります。

つまり、ものすごーく簡単にに言うなら、

とても大変な疾病(身体の状態)なので、たくさん病院にも通うし、医療費も高くなる人が対象になります。




人によっては、ここまで大変な状態の方にお会いする機会は、ほとんどないかもしれません。

逆に、家族や近しい方に、公費負担医療制度を使っている人がいる場合もありますよね。

つまり、この公費負担医療制度は、

公費(税金)で医療費を少しでも軽くしないと、生活も出来ないくらいに、大変な病気や状態の人を助けるための制度なんです。


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公費負担医療制度と医療証

公費負担医療制度は、大変な状況の人が医療を受けた時に、医療費の補助が受けられる制度、とも言い換えられます。

では、どうやって公費負担医療制度を使っているのか分かるのでしょう?

この制度を使うためには、「医療証」という証明書が必要になります。

医療証には、保険証と同じように、前から2桁の決まった法別番号があります。

(詳しくは、保険証で職業がわかる?!~保険者と法別番号~ を見てください♪)

例えば、結核の場合。

「結核医療」という名前の医療証が発行されます。この医療証には「10 適正医療」か「11 入院医療」の法別番号、前から2桁の番号がついています。

「10▲▲▲…」という医療証を持っていれば、「結核で外来受診をしている人」だとわかります。「11▲▲▲…」なら、「結核で入院している人」です。

同じように、難病で受診している人には「難病患者への医療支援」という名前で、「54 特定医療費」の医療証が発行されます。

つまり、公費負担医療制度を使っているかどうかは、医療証を持っているかどうかでわかる、ということです。

まとめ

初めて聞く言葉も多かったかもしれませんが…公費負担医療制度について、まとめてみましょう!

  • 公費負担医療制度は、医療費の負担を軽減する制度
  • 制度を使えるのは、特定の疾病や状態の人
  • 制度を使うには、医療証の発行が必要
  • 医療証には、決まった前2桁の番号(法別番号)がある
  • この制度は、たくさん医療費がかかる人を、みんなで助ける制度

なんとなく、イメージが湧いてきたでしょうか?

次では、対象になる人や法別番号について、もう少し詳しく書いていきます!

また、どんな風に医療費が決まるのかなど、少しレセプト請求にも近いような話も今後書いて行きますね♪

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